銀行利子と短期金利

銀行は、預金者から預かったお金は、いずれ返さなければなりません。ただ、銀行は預かったお金を、企業や個人に向けて様々な用途で融資しています。それには、企業の経常運転資金や賞与資金のように、短期間で返済されるものもあります。一方で、住宅ローンのような、返済されるのに20年、30年とかかってしまうものもあります。預金者が引き落し、振込、振替などを行った場合には、資金を移動する必要が生じます。

銀行がこうしてお金を動かしていると、銀行の手元資金が一時的に足りなくなってしまう場合もあるのです。このようなときでも、銀行は預金の払戻しには応じなければなりませんので、一時的に資金を調達するために「短期金融市場」を利用します。短期金融市場とは、金融機関同士で貸し借りを行う市場であり、この市場から無担保でお金を借りて、翌日には返す場合の金利を「無担保コール翌日物」と呼びます。

「無担保コール翌日物」が、普通預金や1年未満の定期預金の金利と関係があるのは「銀行が借りたお金を、短期間で返す場合の金利だからです。この短期金融市場の金利は、日銀がコントロールしています。日銀は、景気が悪いときは短期金融市場にお金を流通させて、金利を下げるようにしますし、景気がよいときは、短期金融市場からお金を引き上げるようにします。通常「政策金利」と呼ばれるのも、無担保コール翌日物の金利のことで、これは「日銀によりコントロールされる金利だから」と言えるでしょう。

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